戦略の理論や構築手順の詳細は、以下の関連記事で解説しています:
🔹 FXスワップで「多通貨スワップ戦略」を構築する!元本回収と安定収益を目指す方法とは?
🔹 多通貨スワップ戦略にトルコリラ導入!エクセルファイルを使ったポジションの決め方も解説
本稿では、現在(2026年11月)の相場環境でどの通貨組み合わせが最も効率的か──その結論をシンプルに紹介します。
分析条件と「多通貨スワップ戦略」の概要
本記事のシミュレーションは、2026年11月6日時点の最新データをもとに作成しています。
現在の環境では、従来目標としていた「年間スワップ収益100万円=1年間で元本回収」を、リスクを抑えたまま達成することができませんでした。
無理に年間100万円を超えようとすると、円売りポジションを大きく取る必要があり、ポートフォリオのシャープレシオが極端に低下します。
そこで今回は、シャープレシオ1.5以上を維持することを条件に、その範囲内で年間スワップ収益が最大になるポジションを採用しています。
つまり今回は、「何がなんでも1年で元本回収」ではなく、リスクとのバランスを保ちながら、どこまでスワップを積み上げられるかを重視した結果です。
💡 多通貨スワップ戦略とは?
「多通貨スワップ戦略」とは、複数の通貨ペアを組み合わせてスワップ収入を積み上げ、
一定期間で投資元本を回収し、その後は自分の資金を減らさずにスワップ収益を得続けることを目指す手法です。
イメージとしては、
最初に投じた資金が1年ほどでスワップとして戻り、
その後もポジションを維持したまま収益が積み上がる──
単一の高スワップ通貨に集中すると大きな評価損を抱えるリスクがあるため、
本戦略では通貨分散(共分散を考慮したリスク低減)がカギとなります。
今回の分析は、この「多通貨スワップ戦略」を2026年11月初めの環境で再構築したものです。
※この記事のシミュレーションは、GMOクリック証券の取引条件を前提としており、
スワップ水準とポジション上限はGMOクリック証券に準拠しています。
トルコリラ円(TRY/JPY)のスワップ調整について
過去6か月間(2026年11月時点)で、トルコリラは対ドルで年率18%前後の下落トレンドがあります。
GMOクリック証券のTRY/JPYの買いスワップは27円(年率31%)ですが、為替下落分を控除して、実効利回り9円(年率10%)へ調整して計算しています。
証拠金100万円の最適ポジション
次に、証拠金100万円での最適ポジションを見ていきましょう。
今回は、シャープレシオ1.5以上を維持しながら、年間スワップ収益を最大化することを条件としています。
証拠金100万円での最適ポジション

100万円ポートフォリオの特徴
- GMOクリック証券が、トルコリラ円とハンガリーフォリント円のスワップを引き上げたこともあり、前月と似たようなポジションでスワップが改善しています。
- メキシコペソ円は、リスクの増大につれて、保有量が減ってきています。
- 結果的に、リターン約82万円/リスク約46万円/シャープレシオ1.8という高効率なポートフォリオとなりました。
これなら、今月は無理にリバランスしなくてもいいかも♪
きまぐれに金と原油のCFDを追加
非表示となっている23-24行を再表示すると、金と原油のCFDを追加することができます。

以下のような注意点があるのでご注意ください。
- 保有量は、GMOクリックのLotで入力してください。
- スワップは、1日あたりの金利調整額/価格調整額またはゼロとしてください。
- 価格は手入力してください。
南アフリカランド買いと金CFD売りが入ることを期待したのですが、逆相関と比べて金のリスクが圧倒的に高いからなのか、金や原油が入ってくる気配がありません。
ご自身で上手な使い方を模索していただけるとありがたいです。
📂 シミュレーションファイルのダウンロード
実際に本稿で使用したシミュレーションExcelを公開しています。
スワップ水準やレバレッジ、通貨ごとの上限を入力すれば、あなた自身の条件で同様の最適ポジションを計算できます。
※このシートは学習用サンプルです。実際の投資成果を保証するものではありません。
※スワップポイントはGMOクリック証券(2026年11月6日時点)に基づいています。
※開くときに「コンテンツの有効化」をクリックすると、最新レートが自動取得されます。
👉エクセルファイルの具体的な使い方については、以下の記事も参考にしてください。
多通貨スワップ戦略にトルコリラ導入!Excelソルバーを使ったポジションの決め方も解説
まとめ
GMOクリック証券のスワップ引き上げにより、この多通貨スワップ戦略のリスク/リターン効率も改善されました。
現時点では、金や原油のCFDは組み合わせる余地は少なそうですが、相関関係など市場環境が変化すれば、効率的なヘッジ取引となるかもしれません。
著名な経済学者マーコヴィッツは、「分散投資は、唯一のフリーランチだ」と言ったそうです。通貨ペアだけではなく、他の資産にも分散することで更にシャープレシオを改善できたらいいですね♪

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