【2026年7月最新版】多通貨スワップ戦略の最適ポジションを更新!ポーランドズロチ円のスワップ倍プッシュ!?

多通貨スワップ戦略
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戦略の理論や構築手順の詳細は、以下の関連記事で解説しています:
🔹 FXスワップで「多通貨スワップ戦略」を構築する!元本回収と安定収益を目指す方法とは?
🔹 多通貨スワップ戦略にトルコリラ導入!エクセルファイルを使ったポジションの決め方も解説

本稿では、現在(2026年7月)の相場環境でどの通貨組み合わせが最も効率的か──その結論をシンプルに紹介します。

分析条件と「多通貨スワップ戦略」の概要

本記事のシミュレーションは、2026年7月1日時点の最新データをもとに作成しています。
各通貨のスワップ水準やリスク(価格変動・相関)を反映し、「1年間のスワップ収益が投資元本を上回ることを目指す」という条件のもとで多通貨スワップ戦略のポジションを最適化しました。

💡 多通貨スワップ戦略とは?

「多通貨スワップ戦略」とは、複数の通貨ペアを組み合わせてスワップ収入を積み上げ、
一定期間で投資元本を回収し、その後は自分の資金を減らさずにスワップ収益を得続けることを目指す手法です。

イメージとしては、

最初に投じた資金が1年ほどでスワップとして戻り、
その後もポジションを維持したまま収益が積み上がる──

単一の高スワップ通貨に集中すると大きな評価損を抱えるリスクがあるため、
本戦略では通貨分散(共分散を考慮したリスク低減)がカギとなります。

今回の分析は、この「多通貨スワップ戦略」を2026年7月初めの環境で再構築したものです。

※この記事のシミュレーションは、GMOクリック証券の取引条件を前提としており、
スワップ水準とポジション上限はGMOクリック証券に準拠しています。

トルコリラ円(TRY/JPY)のスワップ調整について

過去6か月間(2026年7月時点)で、トルコリラは対ドルで年率15%前後の下落トレンドがあります。
GMOクリック証券のTRY/JPYの買いスワップは26円(年率26%)ですが、為替下落分を控除して、実効利回り11円(年率11%)へ調整して計算しています。

売り通貨ペアの制約について

売りポジションの通貨ペアを先進国の通貨ペアに限定しています。

過去には、新興国通貨も売り対象として検討していましたが、

  • 売買コストが相対的に高いこと
  • 直近1年間の共分散では捉えにくい不規則な値動きが見られること

といった理由から、流動性が高く、特性が比較的安定している先進国通貨ペアのみを採用しています。

GMOクリック証券がポーランドズロチ円のスワップを大幅増額

今回の更新で大きな変化となったのが、ポーランドズロチ/円(PLN/JPY)のスワップポイント増額です。

GMOクリック証券は、2026年7月1日からポーランドズロチ/円の買いスワップを、1万通貨あたり 35円から70円 に引き上げました。実施期間は、2026年7月1日から9月4日までの期間限定です。

これまでポーランドズロチ円は、値動きが比較的安定している一方で、スワップ水準はそこまで高くありませんでした。しかし、今回の70円という水準はかなり思い切った増額です。

ポーランドの政策金利は3.75%であり、日本との短期金利差から計算すると30円くらいが妥当な水準です。
今回のスワップ増額は、通常の金利差に沿った水準というより、GMOクリック証券によるキャンペーン色の強い「倍プッシュ」と考えたほうがよさそうです。

ポーランドズロチ円の特徴は、ユーロ円との相関が非常に高いことです。ポーランドはEU加盟国であり、経済的にもユーロ圏、とくにドイツとの結び付きが強いため、ポーランドズロチ円はユーロ円と似た値動きになりやすい通貨ペアです。
そのため、ポーランドズロチ円買いに対してユーロ円売りを組み合わせることで、為替変動リスクをある程度抑えながら、スワップ収益を狙うことができます。

今回の最適化でも、このスワップ増額の影響により、ポーランドズロチ円がポートフォリオに入ってくる結果となりました。ただし、この高スワップは期間限定であり、9月4日以降も継続されるとは限りません。そのため、ポーランドズロチ円は「長期的に常に有利な通貨ペア」というより、スワップ増額期間中に限って効率が大きく改善している通貨ペアとして考えるのがよさそうです。

市場金利を無視したようなスワップ増額はいつまでも続くものではありませんが、使えるうちはありがたく使わせてもらいましょう♪

証拠金50万円の最適ポジション

まずは、証拠金50万円での最適ポジションを見ていきましょう。
条件は「1年間のスワップ収益が元本(50万円)を上回ることを目指す」こと。
そのうえで、リスク(評価損益のブレ)が最小となる通貨の組み合わせを求めました。

証拠金50万円での最適ポジション

50万円ポートフォリオの特徴

  • ハンガリーフォリント/円とトルコリラ/円がスワップ収益の柱
    高いスワップにより、スワップ獲得のエンジンとなります。
  • ユーロ/円・米ドル/円ショートがリスク抑制に寄与。
    ハンガリーフォリント円とトルコリラ円のリスクを抑制します。
  • 結果的に、リターン約50万円/リスク約16万円/シャープ3超という非常に高効率なポートフォリオとなりました。

前月と比較すると、ハンガリーフォリント買いを増やして、ドル円とユーロ円の売りを減らすことでスワップを引き上げています。
日銀が利上げしたおかげで、クロス円が売りやすいね♪

証拠金100万円の最適ポジション

次に、証拠金100万円での最適ポジションを見ていきましょう。
分析条件は50万円ケースと同様に「1年間のスワップ収益が元本を上回る」こと。
証拠金を倍にすると、ハンガリーフォリント円(HUF/JPY)とトルコリラ円(TRY/JPY)が上限に達するため、残余のリスク・収益配分は他通貨ペアでバランスを取ることが重要になります。

証拠金100万円での最適ポジション

100万円ポートフォリオの特徴

  • ハンガリーフォリント/円とトルコリラ/円がスワップ収益の柱
    高いスワップにより、ポジション上限(HUF=1000万通貨、TRY=100万通貨)に到達。
  • ポーランドズロチ/円を新しく組み入れ。
    スワップが倍になったポーランドズロチ/円によりスワップを引き上げ。
  • ユーロ/円・スイスフラン/円・NZドル/円ショートがリスク抑制に寄与。
    リスク抑制のため、相対的に金利が低い3通貨をショートします。
  • 結果的に、リターン約100万円/リスク約38万円/シャープ2.7という高効率なポートフォリオとなりました。

前月と比較すると、ポートフォリオのスワップが高くなっています。
ポーランドズロチの影響もありますが、クロス円売りのスワップが下がったことも効果が大きいですね。
やっぱり年間のスワップは100万円は欲しい♪

📂 シミュレーションファイルのダウンロード

実際に本稿で使用したシミュレーションExcelを公開しています。
スワップ水準やレバレッジ、通貨ごとの上限を入力すれば、あなた自身の条件で同様の最適ポジションを計算できます。

※このシートは学習用サンプルです。実際の投資成果を保証するものではありません。
※スワップポイントはGMOクリック証券(2026年7月1日時点)に基づいています。
※開くときに「コンテンツの有効化」をクリックすると、最新レートが自動取得されます。

👉エクセルファイルの具体的な使い方については、以下の記事も参考にしてください。

多通貨スワップ戦略にトルコリラ導入!Excelソルバーを使ったポジションの決め方も解説

おまけ:ブラジルレアル円、ドル/インドルピー、ドル/ブラジルレアル追加

非表示となっている23-25行に、ブラジルレアル円、ドル/インドルピー、ドル/ブラジルレアルを追加しました。
GMOクリック証券では取引できませんが、IG証券で取引される方は参考にしてみてください。
以下の注意点があります。

  • 保有量はIG証券の「枚」単位で入力
  • スワップポイント、価格は自分で更新

まとめ

今回の検証では、2026年7月時点の最新スワップ水準と為替データに基づき、多通貨スワップ戦略の最適ポジションを再構築しました。

結果として、ハンガリーフォリント円とトルコリラ円に、スワップ「倍プッシュ」となったポーランドズロチ円を追加してスワップを引き上げています。

多通貨スワップ戦略の本質は、単一通貨に依存せず、「高スワップ × 分散 × リスク最小化」を同時に実現する点にあります。
市場環境や金利差が変動しても、最新データに基づいて、ポジションを見直すことで、この戦略は長期的にも有効性を保てます。

多通貨スワップ戦略を行うならGMOクリック証券の口座開設が必要

多通貨スワップ戦略ができるかどうかは、業者選びで決まります。
GMOクリック証券は、今回の検証でも見たとおり「フォリント円スワップの高さ」で他社を圧倒。
せっかく戦略を知っても、スワップが低い業者では再現できません。

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コメント

  1. たま より:

    こんばんは😊たまです。先日Xで質問しましたものです。7月ほポジションが出たら勉強のため入ってみたいと考えており、読み込んでおりました。
    質問ですが、ポジション入れ替えのコストはどう考えておりますか?やはり、上手い方とそうでない方の差はありますでしょうか?

    • たまさん、質問ありがとうございます!

      ポジションを最適化する際、私の計算ではスプレッドなどの取引コストは考慮していません。

      理由としては、ポジションの最適化は主に各通貨ペアのスワップ水準の相対比較で行っているためです。
      スワップは基本的に短期金利差をもとに決まるので、日々大きく変わるものではありません。

      また、GMOクリック証券は営業政策により短期金利差からやや乖離した高スワップを出すことがありますが、その場合でも、スワップが引き下げられるときは比較的ゆるやかに行われることが多い印象です。

      そのため、月次で最適ポジションを更新しても、ポジションが毎回大きく入れ替わるわけではなく、取引コストの影響はそこまで大きくないと考えています。

      もちろん、リバランスの上手・下手による差は多少あると思います。
      ただ、多通貨スワップ戦略を実践している複数の方のパフォーマンスを見ても、結果はある程度似通っている印象です。
      なので、あまり気にせずリバランスすればいいのかなと考えています♪