DMM CFDのレバレッジ徹底解説|株価指数10倍・商品20倍の仕組みと注意点

CFD初心者ガイド

CFD取引の大きな特徴のひとつが「レバレッジ」です。少ない資金(証拠金)で、実際よりも大きな金額の取引ができるため、効率よくリターンを狙うことが可能です。

では、DMM CFDではどれくらいのレバレッジをかけられるのでしょうか?

結論から言えば、

  • 株価指数CFD(DMM CFD-Index):最大10倍
  • 商品CFD(DMM CFD-Commodity):最大20倍

です。ただし、「最大レバレッジ=推奨レバレッジ」ではありません。初心者の方がこのままの倍率で取引を行うと、思わぬ損失を被る可能性があります。

DMM CFDでは、株価指数CFDのことを「DMM CFD-Index」、商品CFDのことを「DMM CFD-Commodity」と表記しています。本記事では一般的な呼び方である「株価指数CFD」「商品CFD」とあわせてご紹介します。

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DMM CFDのレバレッジ上限まとめ

CFDの種類最大レバレッジ主な銘柄例
株価指数CFD(DMM CFD-Index)10倍日経225、NYダウ、S&P500など
商品CFD(DMM CFD-Commodity)20倍金、銀、原油、天然ガスなど

DMM CFDでは、レート画面の銘柄ごとに「info」ボタンがあり、ここをタップすると最新の必要証拠金額を確認することができます。この情報をもとに、現在の証拠金残高に対して何枚のポジションが持てるのか、また実効レバレッジが何倍になるのかを事前に把握できます。取引前のレバレッジ管理にとても便利なので、ぜひ活用しましょう。

金CFDでレバレッジ取引をしたらどうなる?

たとえば、金(ゴールド)価格の最近の動きを見てみましょう。

過去1年間は右肩上がりの傾向が続いていた金価格ですが、それでも短期間で大きく下落する場面があります。実際、2025年5月上旬には1週間で約8%下落しました。

このときに10万円を元手に金CFDを取引していたら、レバレッジのかけ方次第でどれほどの損益になるかをシミュレーションしてみます。

シミュレーション①:5倍レバレッジ

  • 証拠金:10万円
  • 保有ポジション:1枚(実効レバ5倍)
  • 金価格が8%下落 → 含み損:約4万円(=元本の40%)
  • 残る証拠金:6万円

シミュレーション②:10倍レバレッジ

  • 証拠金:10万円
  • 保有ポジション:2枚(実効レバ10倍)
  • 金価格が8%下落 → 含み損:約8万円(=元本の80%)
  • この水準で証拠金維持率が50%を下回り、ロスカットが発動
  • 残る証拠金:2万円

おまけ:原油CFDを取引をしていた場合

金よりも値動きが激しい原油では、1週間で20%近く下落することもあります(例:2025年4月上旬)。

このような急落局面では、5倍レバレッジでも一撃でロスカットに至る可能性があります。値動きの激しい銘柄では、レバレッジをかけすぎないことがとても重要です。

安全なレバレッジは何倍くらい?(あくまで目安)

レバレッジ許容できる価格変動リスク度合い
2倍±50%まで耐えられる低リスク
5倍±20%でロスカット警戒中リスク
10倍以上±10%でロスカット圏内高リスク(初心者は非推奨)

レバレッジの安全水準はあくまで「目安」であり、取引する銘柄のボラティリティ(価格変動の大きさ)によって大きく異なります。たとえば、値動きが比較的安定している株価指数と、急変動の多い原油や天然ガスでは、同じレバレッジでもリスクの度合いはまったく異なります。そのため、銘柄ごとの特性を理解したうえで、レバレッジを調整することが重要です。

ついつい熱くなってレバレッジは上げちゃうよね♪

CFDのロスカットルールとは?(DMM CFDの場合)

DMM CFDでは、損失の拡大を防ぐために「ロスカットルール」が設けられています。以下の2つが主な強制決済の条件です:

  • 証拠金維持率が100%未満になると追証(追加証拠金)が発生
  • 証拠金維持率が50%を下回るとロスカット(強制決済)が実行

つまり、損失によって証拠金維持率が50%未満になると、DMM CFDはすべての注文を取り消したうえで、全ポジションを強制決済されてしまいます。

CFD業者によって、上記のロスカットルールは異なるのでご注意ください。証拠金維持率が100%でロスカットされる業者もあります。

まとめ:初心者へのアドバイス

CFD取引では株価指数で最大10倍、商品で最大20倍のレバレッジを利用できますが、初心者の方はまずは2~3倍程度の低レバレッジからスタートするのが安全です。

特に価格変動の大きい銘柄を取引する際は、ロスカットのリスクが高まるため、証拠金維持率をこまめにチェックし、余裕のある資金管理が重要です。少しずつポジションを積み上げて、レバレッジを確認しつつ、無理のないレバレッジを維持しましょう。

無理のない範囲で実践と経験を重ねることが、CFD取引を長く続けるためのコツです。

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