トライオートのトルコリラ円スワップ戦略は儲かる?実際に動かして検証してみた

FXスワップ戦略
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「スワップ投資は自動売買でラクして稼げる?」──そんな夢のような戦略がインヴァスト証券のトライオートに登場しました。その名も『スワップ戦略 トルコリラ/円』です。

公式シミュレーションでは 3年間で収益率98% という華々しい実績が示され、まさに「ほったらかしでスワップ投資」の理想形に見えます。

ところが実際に15万円を投入して稼働させてみたところ……なんと2日間ポジションゼロという衝撃の展開に。
なぜ「スワップ戦略」がスワップ投資にならないのか? そのカラクリを徹底的に検証してみました。

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トライオートFXに『スワップ戦略 トルコリラ/円』が登場!

インヴァスト証券が提供する自動売買サービス「トライオート」に、新たに「スワップ戦略」カテゴリーが追加されました。その第一弾として登場したのが投資家に人気の「トルコリラ/円」です。
なんと公式資料によれば、2022年8月18日〜2025年8月17日のシミュレーションで 3年収益率98% を達成したそうです。

【スワップ戦略 トルコリラ/円】とは?(PRTIMESより抜粋)

「スワップ」と「トルコリラ」と聞いては、黙っていられないのがC絵筆ちゃん。さっそく少額(なけなしの15万円)を投入して、自動売買を稼働させてみました。

実際にトライオートを動かしてみた結果

2日たってもポジションゼロ…

2025年8月20日に稼働開始。ところが2日待っても(8月22日現在)、一度も取引が成立しないのです。

注文状況を確認すると、買い指値は 3.65円3.60円 に置かれていました。
しかし実際のレートはその間を彷徨っています。レンジが広すぎるため、なかなか注文が刺さらない状況のようです。(8/23のジャクソンホール後の下落で刺さったっぽいです)

【トライオート上の指値の幅】

「え、スワップ戦略ってポジション持てなきゃ意味ないじゃん!」というのが正直な感想です。

なぜこうなる?ロジックのカラクリ

調べてみると、このロジックは「過去3年間のシミュレーション結果を最大化」するように設計されていました。
つまり、2022年8月〜2025年8月の相場に最適化されているのです。

仕組みは単純で、0.05円刻みで買い指値を入れる方式
3年前(2022年)はトルコリラ円が 7.5円。当時0.05円は 0.67%の値動きにすぎず、比較的頻繁に約定していました。

しかし現在は 3.5円。同じ0.05円は 1.42% の値動きに相当します。
しかも下落トレンドが緩やかになっているため、ほとんど約定しないのです。

計算してみた:絶望の2.7円待ち

いつまで待ったらある程度ポジションが持てるのか計算してみました。
そこで、「レバレッジ3倍」を理想的なポジションと仮定します。

推奨証拠金は 22.2万円。レバレッジ3倍だと必要なのは 19万通貨(3.5円換算)。
1回の取引単位は 1.2万通貨なので、16回の注文が約定しないとポジションが完成しません。

1回の注文が刺さるには0.05円の下落が必要。16回分で 0.8円
つまり、トルコリラ円が2.7円を割り込むまでポジションを持てない計算になります。

チャート上でみると、2.7円ってこの水準です。

「スワップ投資のはずなのに、まずは“絶望の2.7円待ち”からスタート」──これでは本末転倒ですね。

上昇しても安心できない!?利益確定の落とし穴

仮にトルコリラ円が上昇しても、スワップ投資家にとっては素直に喜べません。
なぜなら、この戦略では利益確定幅がわずか5銭に設定されているからです。

一方で、トライオート自動売買のトルコリラ円のスプレッドは 1.5銭+α。取引量によっては裁量トレードよりも広くなる設定です。
そのため、利益確定が発動してもスプレッドに食われてしまい、実際に残る利益はごくわずか

さらに問題なのは、スワップ狙いで積み上げたい買いポジションが、上昇するとすぐに減ってしまうことです。
つまり「上昇=利益拡大」ではなく、むしろ「上昇=スワップ源が消える」という残念な結果になってしまいます。

スワップ投資にとって最も重要なのは「ポジションを長期で維持すること」。
しかし、この仕組みでは上昇すればするほど投資家のポジションが削られるという、矛盾を抱えているのです。

指値集中ロジックは業者に有利?

この戦略でもうひとつ気になるのが、指値を集中させる仕組みです。
買い注文が0.05円刻みでズラリと並ぶため、投資家は「仕組みが考え抜かれている」と安心しがちです。

しかし、実際にはこの構造が FX業者にとって非常に有利 に働きます。

業者は提示価格をわずかにずらすことが可能です。
例えば市場では「買い指値よりも安い価格」がついていたとしても、業者があえて高めのレートを提示すれば、投資家の注文は刺さりません。

その間に業者は、市場や一般トレードを通じて安くトルコリラを仕入れることができます。
そして仕入れたポジションを、あらかじめ投資家が並べておいた買い指値にぶつければ──提示しているスプレッド以上の利益が出るのです。

「投資家の手間を省いた自動売買」のはずが、結果的に最も利益を得るのは業者
投資家にとって、手間と利益はトレードオフなことは忘れてはなりません。

現状の「スワップ戦略 トルコリラ/円」はおすすめできない

インヴァスト証券のトライオートに追加された「スワップ戦略 トルコリラ/円」。
シミュレーション上は 3年で98% という華々しい成果を示しています。

しかし実際に稼働させてみると、

  • 現在のレート水準では、ほとんどポジションを持てない
  • ポジションが持てるのは“絶望の2.7円”まで下がったとき
  • 上昇しても利益確定でスワップ源が削られる
  • 指値集中ロジックは業者が最も得をする仕組み

──といった問題点が浮き彫りになりました。

「投資家にとっての夢のスワップ投資戦略」というより、むしろ “絶望の自動売買” というのが率直な感想です。

スワップ投資を狙うなら、こうした自動売買に頼るより、シンプルに裁量でトルコリラを買い、ポジションを維持する方がまだ効率的 でしょう。

もちろん「自分で考えるのは面倒、すべてお任せしたい」という投資家にとっては選択肢のひとつになるかもしれません。
ただし、過去データに最適化されたロジックは、現在の相場環境にはかみ合っていないことを強調しておきたいと思います。

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