【仕込み時?】きらやか銀行「年1.5%マシマシ定期」の実力とリスクを徹底解説!

高金利戦略ガイド

えっ、定期預金で年1.5%!?しかも元本保証で――

2025年、ようやく金利上昇の兆しが見え始めた日本の預金市場。
そんな中、地方銀行の きらやか銀行 SBIさくらんぼ支店 が打ち出したのは、最大 年1.5% に達するという「金利マシマシ定期預金」。

「そんなに金利高くて大丈夫?」「怪しい裏があるんじゃ…」と心配になる方もいるかもしれません。

でもこの商品、預金保険制度の対象で、1,000万円+利息まできっちり保護されるれっきとした“銀行預金”。

本記事では、このお得すぎるキャンペーンの仕組みと注意点を、わかりやすく解説します。

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はじめに:ちょっと異常な高金利、見つけました

2025年、日銀の政策修正や長期金利の上昇を受けて、じわじわと「定期預金の金利上昇」が話題になってきました。とはいえ、大手銀行の定期預金金利はまだ 年0.2〜0.3%台 が一般的。ネット銀行でも 年0.3〜0.5% 程度にとどまるケースが多いのが現実です。

そんな中、突如として登場したのが――
きらやか銀行 SBIさくらんぼ支店の「金利マシマシ定期預金」キャンペーン。

この商品、なんと最大で 年1.5%(税引前) という破格の金利を実現しようとしているのです。
現在(6月20日時点)でもすでに 年1.2% に到達しており、条件次第では今後さらに上乗せされていく見込みです。

「本当にこんな高金利を払えるの?」「安全性は大丈夫?」と気になるところも多いこのキャンペーン。
この記事では、利回りの仕組みから注意点、万が一の備えまで、幅広くわかりやすく解説していきます。

そもそも、きらやか銀行を知らないのよね♪

キャンペーン概要まとめ:金利は最大1.5%、今は1.2%!

この「金利マシマシ定期預金」は、きらやか銀行 SBIさくらんぼ支店(インターネット専用支店)限定の特別キャンペーンです。簡単にポイントを整理すると以下のとおりです。

【キャンペーンの基本情報】

  • 募集期間:2025年5月1日(木)〜11月28日(金)
  • 預入金額:10万円以上1,000万円未満(口数制限なし)
  • 預入期間:5月は1年、6月は11か月…と1か月ごとに期間が1か月ずつ短縮
  • 金利水準(税引前):
    • 総額5億円未満:年0.8%(基準金利)
    • 5億円以上:+0.1%(=0.9%)
    • 15億円以上:+0.2%(=1.0%)
    • 30億円以上:+0.3%(=1.1%)
    • 60億円以上:+0.4%(=1.2%)←いまココ!
    • 100億円以上:+0.5%(=1.3%)
    • 150億円到達:+0.7%(=1.5%)

【上乗せ金利の決定タイミング】

金利は、以下のどちらか早い方で確定します:

  1. 募集総額が150億円に達した時点
  2. キャンペーン終了日(11月28日)の時点の預かり総額

つまり、「いま申し込んだ人も、あとで上乗せが確定したら、そのぶん高い金利が適用される」しくみです。

メリット1:この利回り、国債や大手銀行と比べると異常

現在の日本で、年1.2%〜1.5%という利回りは「破格」といっても過言ではありません。たとえば比較してみましょう:

商品金利(税引前)備考
短期国債約0.5%固定金利
大手銀行の1年定期預金約0.2%〜0.3%上昇傾向
ネット銀行の高金利キャンペーン年0.3〜0.5%限定的な条件あり
きらやか銀行「金利マシマシ定期」年1.2%(現在)/最大1.5%募集総額に応じて変動

国債よりも明らかに高く、大手銀行とは比べものにならない高水準です。しかもこれは預金であり、元本保証(1000万円+利息まで)の預金保険制度が適用される対象。つまり、リスクをとらずにこの利回りを狙えるという点で、異例の魅力があるといえます。

さらに、今のペース(6月20日時点で67億円)なら、7月には上限の1.5%に到達する可能性が十分あります。

早めに預けておけば、あとから金利が上乗せされる仕組みなので、様子見しているよりも、先に申し込んだほうが結果的に有利になる──これもまた、このキャンペーンの隠れたメリットです。

メリット2:預金保険で保護されるから心配無用

「こんな高金利を出して、きらやか銀行って大丈夫なの…?」
そう思ってしまうのも無理はありません。

実際、きらやか銀行は地方銀行であり、財務基盤の強さだけを見ればメガバンクほどの安心感はないかもしれません。加えて、「SBIさくらんぼ支店」という名前からSBIグループのように思えても、実際にはSBIホールディングスが親会社というわけではありません。

とはいえ、心配しすぎる必要はありません。なぜなら――
この定期預金は、預金保険制度の対象商品だからです。

預金保険制度とは?

万が一、銀行が破綻しても

  • 元本1,000万円まで
  • その利息も含めて

は、「預金保険機構」が補償してくれます。

つまり、1口座あたり1,000万円+利息分までは全額保護されるということ。実際、このキャンペーンでも1口あたりの預け入れ上限が1,000万円未満に設定されているのは、まさにこの保険制度を前提とした設計です。

さらに、きらやか銀行はSBI地銀ホールディングスの傘下にあり、SBIグループが地方銀行再編の一環として資本支援している構造もあります。直接の親会社ではないものの、経営改善への後ろ盾は一定程度あるとみてよいでしょう。

結論:リスクは限定的、戦略的に活用するのが吉

もちろん、リスクゼロとは言いません。けれども、1,000万円以下の範囲での利用なら、「預金保険の範囲で守られる高金利キャンペーン」として、非常に魅力的な選択肢になりうるのです。

注意点①:中途解約は原則できないので要注意

ここまで見ると、「これは即申し込みだ!」と感じるかもしれませんが、注意すべき点もいくつかあります。
とくに重要なのが――
中途解約は原則できないという点です。

規定では「原則不可」でも…

公式の説明ではこうあります:

「原則として中途解約はお取り扱いしておりませんが、当行がやむを得ないと認めた場合には当行所定の方法により手続きを行います。」

つまり、病気や災害など、やむを得ない事情がある場合に限って解約が認められるというスタンス。
ただしその場合の利息は、以下の通り大幅に下がります:

  • 6か月未満での解約:普通預金金利
  • 6か月以上1年未満での解約:約定利率の50%

たとえば、適用金利が1.2%だったとしても、6か月で解約したら普通預金金利しかもらえませんし、11か月目に解約しても実質0.6%程度に減ってしまうのです。

さらに、中途解約の手続きはネットバンキングからは行えず、電話や書面での申請が必要となるため、手間も時間もかかることは覚悟しておくべきです。

生活資金は預けない!が鉄則

この定期預金は、ある意味で「途中で動かせないお金を預ける代わりに、高い金利を得る」商品です。
したがって、生活資金や緊急用の資金を預けてしまうのはNG。
「当面使う予定のない余裕資金」に限定して利用するのが賢明な使い方です。

注意点②:ネットバンキングのシステムはやや不安

きらやか銀行SBIさくらんぼ支店は、あくまで地方銀行のインターネット専用支店
そのため、ネットバンキングの使い勝手や情報の反映スピードにはやや難があります。

金利表示が「0.8%のまま」なのは仕様

たとえば、実際には上乗せ金利で1.5%が適用されていても、インターネットバンキングやアプリ上の表示は「0.8%」のままです。
これは不具合ではなく、以下のように公式に説明されています:

上乗せ金利は満期時に適用してお支払いします。預入期間中はすべて0.8%と表示されます。

つまり、システム上はずっと0.8%としか表示されないけれど、満期時にちゃんと利子が上乗せされるということ。
表示と実際の利息がズレている点に、ユーザー側で戸惑いや不安を感じるかもしれません。

中途解約もオンライン不可の可能性あり

また、万が一やむを得ず中途解約をしたい場合でも、ネットからは手続きできず、電話や書類による申請が必要です。
これは「古い銀行システム」特有の仕様とも言えますが、柔軟性を求める人には少しストレスになるかもしれません。

まとめ:リスクを理解すれば、今が“仕込み時”

きらやか銀行の「金利マシマシ定期預金」は、
地方銀行だからこそ実現できた破格のキャンペーンです。

  • 1年もの定期で 最大1.5%(税引前) という利率は、現在の市場環境ではまさに“異例”。
  • すでに 1.2%まで上昇中 であり、このままいけば近いうちに 上限の1.5%に届く可能性が高い
  • 万が一の銀行破綻時も、預金保険機構による1,000万円+利息までの保護があるため、一定の安心感は確保されている。

もちろん、

  • 中途解約は原則不可(または制限あり)
  • ネットバンキングがやや不便

といった注意点はありますが、そこさえ理解しておけば、
「今この瞬間に資金を預ける」ことには、合理的な選択肢としての説得力があります。

「預けるなら今」が合言葉

金利は預金総額の増加とともに段階的に上昇していきますが、募集は150億円に達したら終了です。
すでに60億円を超えており、これから申し込む人ほど条件が悪くなる可能性もあります。

つまり──

この“マシマシ定期”を仕込むなら、今がラストチャンスかもしれません。

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