【利回り10%超】BDCとは?高配当の源泉に投資する方法|BIZDと毎月分配型ファンドを徹底比較

高分配ETFガイド

高配当ETFといえばVYMやHDVが有名ですが、「もっと利回りの高い商品はないの?」という声も増えてきました。そんな中で注目されているのが、米国の中小企業向け貸付を主業とするBDC(ビジネス・ディベロップメント・カンパニー)です。
本記事では、10%超の利回りも期待できるBDCに投資する方法として、VanEckのETF「BIZD」と、日興アセットの投資信託「ミューズニッチ米国BDCファンド(毎月分配型)」をわかりやすく解説します。リスクや注意点も踏まえて、BDC投資の魅力と活用法をチェックしていきましょう。

一般的な高配当ETFだけでは物足りないあなたへ

最近、Vanguard 米国高配当株式ETF(VYM)やiシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF(HDV)などの高配当ETFは日本でも広く支持されていますが、「もう少し高利回りの商品を探したい」と感じている方も多いのではないでしょうか。そんな方に注目してほしいのが、BDC(ビジネス・ディベロップメント・カンパニー)という投資対象です。

米国のグローバルX社が提供するS&P500・カバード・コールETF(XYLD)に続き、10%を超える利回りが期待できるETFとして注目を集めているのが、BDCに特化したETF「BIZD」です。

本記事では、この高配当の“穴場”とも言えるBDCに投資する方法として、ETFである「BIZD」と、日本の投資信託である「ミューズニッチ米国BDCファンド(毎月分配型)」の2つをご紹介します。

BDCとは?高利回りの秘密に迫る

BDC(Business Development Company)は、米国の証券取引法に基づき設立された中小企業向けの融資専門会社です。彼らは上場企業でありながら、非公開企業への貸付や投資を主な収益源としており、90%以上の利益を投資家に配当として還元することが法律で義務づけられています

この仕組みにより、BDCは分配利回りが非常に高いのが特徴で、10%を超える水準も珍しくありません。特に金利上昇局面では、貸付金利が上昇することで収益が増加しやすく、配当にも好影響が及ぶ可能性があります。

BIZDとは?BDCに投資する代表的ETF

BDCに投資するETFとして代表的なのが、ヴァンエック社が運用するヴァンエックBDCインカムETF(BIZD)です。

  • 運用会社:VanEck
  • 上場市場:NYSE Arca
  • 構成銘柄数:約25社(ARCC、MAIN、PSECなど)
  • 分配頻度:四半期ごと
  • 利回り(参考):10%前後

BIZDは、複数のBDCに分散投資できる点が魅力です。ARCCやMAINといった代表的なBDCに自動で投資してくれるため、個別銘柄を選ばずともBDC市場全体に投資することができます。

また、サクソバンク証券ではBIZDを現物ETFとして直接購入することができます。日本にいながら、米国市場に上場する高配当ETFを本格的に取引できるのは大きなメリットです。

【サクソバンク証券】

投資信託でもBDCに投資できる?

ETFはちょっとよくわからないという人は、日本の投資信託からでもBDCに投資可能です。

日興アセットマネジメントが運用する『ミューズニッチ米国BDCファンド』は、BDCに幅広く分散投資できる日本国内唯一の公募投信です。

  • 毎月分配型で、安定的なインカムが期待される
  • 為替ヘッジあり/なしのタイプが選べる
  • BDCに小額から分散投資できる

投資信託は分配金の安定感や取引のしやすさに優れ、マネックス証券や楽天証券といったネット証券から気軽に購入できるのもメリットです。

BDCの注意点とリスク

BDCは高利回りで魅力的な資産ですが、その裏にはいくつかの注意点も存在します。

BDCは、中小企業への貸付金から利益を得ています。そのため、コロナショックのようなイベントで景気が急速に悪化するときには、大幅にパフォーマンスが悪化します。下のグラフのように、コロナショック時には、価格が16ドルから7ドルまで半値以下まで落ちたことがわかります。一方で、その後の回復も早く、通常は15~18ドルで推移していることがわかります。

💡 レバレッジの有無にも注意:BDC自身が借入を活用しているため、利上げ局面では配当利回りが一時的に上がる反面、財務リスクも高まる傾向にあります。保有期間や市場の金利動向も踏まえ、慎重な判断が求められます。

まとめ:BDCは“攻めの高配当”を狙える資産クラス

BDCは、中小企業向けの貸付というニッチな領域を投資対象にしつつ、法律で高配当が義務化された“攻めの高配当資産”です。

ETFのBIZDでシンプルに分散投資するもよし、投資信託で毎月のインカムを狙うもよし。BDC投資は高配当戦略を一段深く掘り下げたい人にとって、非常に魅力的な手段となるでしょう。

✅ BIZDを実際に購入してみたい方へ

サクソバンク証券では、BIZDをはじめ、XYLD、QYLD、JEPIなどの米国高配当ETFを日本円で直接取引できます。
毎月・四半期配当型ETFの取扱いも豊富で、インカム重視のポートフォリオを構築したい方にとって非常に頼れるプラットフォームです。

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