「CFDってレバレッジが使えるのが魅力だけど…結局、何倍がちょうどいいの?」
そんな疑問を感じたことはありませんか?
レバレッジをかければリターンが増える。でも、かけすぎればロスカットされるリスクも高まる。
少なすぎると、せっかくのCFDのメリットを活かしきれない──。
この記事では、長期投資における“最適なレバレッジを、理論とデータをもとにわかりやすく解説します。
CFDを活用して資産形成を目指す方、レバレッジのかけ方に悩んでいる方に、ぜひ読んでほしい内容です。
CFDの魅力と“レバレッジの悩み”
CFD(差金決済取引)は、少額の証拠金で大きな取引ができるのが魅力です。中でも「レバレッジ」が使えるという点は、他の投資手法にはない大きな特徴です。
レバレッジってたくさんかけると儲かるのかな♪
と悩んだことはありませんか?特に長期で運用する場合、「かけすぎてロスカットされたらどうしよう」「でも低すぎるとCFDのメリットがなくなる…」と迷う方も多いはず。
今回は、そんなCFDのレバレッジについて、「長期運用における最適な倍率」を理論的に考えてみます。
レバレッジをかけると何が起きるか?
レバレッジをかけると、リターンもリスクもその倍率に応じて増幅します。たとえば2倍のレバレッジをかければ、値上がり時のリターンも2倍になりますが、値下がり時の損失も2倍になります。
でも、長期投資で大切なのは「一発の利益」ではなく、資産全体がどれだけ成長するかです。そこで重要になるのが、幾何平均リターン(資産の年平均成長率)です。
幾何平均リターンは、単なる平均リターンではなく、リスク(値動きのブレ)が大きくなると減っていく性質があります。つまり、レバレッジをかけすぎると、かえって資産の成長が鈍るのです。
資産成長を最大化する理論:Kelly基準とは?
「どれくらいのレバレッジが資産の成長に一番効率的か?」という疑問に答えてくれるのが、Kelly基準(オプティマルfとも言う)です。
Kelly基準とは、資産の幾何平均成長率を最大化するレバレッジ比率を理論的に求める方法です。
難しい数式は省略しますが、ざっくり言えば:
最適レバレッジ ≒ リターン ÷ リスク²
たとえば、各CFDの過去25年間のデータに基づくと:
資産 | 年率リターン | リスク(標準偏差) | Kellyレバレッジ |
---|---|---|---|
S&P500 | 5.67% | 15.06% | 約2.5倍 |
NASDAQ100 | 10.65% | 20.63% | 約2.5倍 |
金 | 10.10% | 36.09% | 約0.8倍 |
金は意外と高リターンですが、リスクが大きすぎて最適レバレッジは低め。株式系(S&P500、NASDAQ100)なら、2.5倍前後が理論的にもっとも効率よく資産を成長させるレバレッジといえます。
レバレッジごとの資産成長シミュレーション
実際に、リターン5%・リスク15%の資産でシミュレーションしてみると、
- レバ1倍 → 安定成長
- レバ2倍 → 成長率最大
- レバ4倍 → ほぼ横ばい
- レバ5倍 → 成長率がマイナスに転落

という結果になります。
つまり、「レバをかければ資産が増える」わけではなく、ちょうどいいレバにしないと、逆に増えないんです。
短期投資では最適レバレッジはもっと高くなる?
ここまで長期投資を前提に話をしてきましたが、短期投資の場合はまた少し事情が異なります。
- 投資期間が1日〜数週間のような短期では、年換算のリスク(値動きのブレ)が小さくなります。
- また、短期的な相場観に基づいてリターンが期待できる局面では、より大きなポジションをとる判断がされることもあります。
その結果、Kelly基準の計算上は「もっと高いレバレッジをかけてもよい」という結論になることがあります。
ただし、短期投資ではリターンもリスクも事前の予想と大きく乖離する可能性が高く、少しのズレが大きな損失につながることもあります。
したがって、理論的に最適レバレッジが高くなるからといって、安易にレバレッジを上げすぎるのは危険です。期待値とリスクの不確実性をしっかり勘案した上で、慎重に調整する必要があります。
結論:CFDの長期保有ならレバレッジは2~3倍が妥当
CFDは、レバレッジを自由に調整できるという点が大きなメリットです。 でも、自由にできるからこそ「自分にとって最適なレバ」を見極めることが大切です。
理論的にも、過去データから見ても──
2~3倍が最も効率よく資産を増やせるレバレッジ
です。
長期投資では安定性を重視し、2~3倍程度のレバレッジが最適でしたが、短期投資では状況次第でより高いレバも選択肢になります。ただし、ブレが読めない相場では、高レバレッジは諸刃の剣。くれぐれも「慎重に・小さく試す」が鉄則です。
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