「レバナスじゃ物足りない。もっと自由に、もっと効率的に運用したい」
そんな方に向けて、この記事ではCFD(差金決済取引)を使って、NASDAQ100指数の2倍〜3倍の値動きを狙う戦略――いわば“自作レバナス”の方法を解説します。
楽天や大和のレバナスを超えるリターンを目指しながら、レバレッジ調整やコストの柔軟性を最大限に活かす。そんな投資法を、初心者でも実践できる形で紹介していきます。
レバナスとは?:人気のレバレッジ型投資信託
レバナスとは、NASDAQ100指数の2倍の値動きを目指すレバレッジ型の投資信託を指します。主な商品としては以下の2つ:
どちらも、米国の代表的なハイテク銘柄を中心とするNASDAQ100に連動し、短期的な値動きを2倍にする仕組みを採用しています。
ファンドとしての完成度は高いですが、以下のような不満を感じる人も少なくありません:
- レバレッジ倍率が固定で物足りない
- 信託報酬が高め
- 下落局面でもレバレッジがそのままなのでダメージが大きい
そうした中で「じゃあ自分でレバナスを作ってしまおう!」というのが、今回紹介するCFD戦略です。
CFDでレバナスを再現する方法
CFD(Contract for Difference)は、株価指数や為替、商品などに証拠金取引で投資できる仕組み。レバレッジも自由に設定できます。
たとえば、NASDAQ100に連動するCFD(NDX、US100などの名称)を使えば、以下のようにして2倍の投資信託と同じポジションを構築できます:
- 投資資金が100万円の場合、200万円分のポジションを持つ(=2倍のレバレッジ)
- CFD業者のシミュレーターを使えば、必要枚数の目安がすぐわかる
具体例:
- DMM CFDで「米国NAS100」0.7枚 ≒ 約200万円相当(2024年時点)
この状態で運用すれば、理論上はレバナスと同様の2倍リターンを得られます。
レバナス vs CFD:どれくらい似てる?
実際にCFDによって自作した2倍ポジションと、レバナス(iFreeレバレッジNASDAQ100)の過去成績を比較してみたのが以下のグラフです:

多少のズレはあるものの、方向性と倍率はかなり一致しており、実用レベルで「レバナスと同じ動き」と言っても差し支えない精度です。
✅ 比較表:レバナス投信 vs CFD自作レバナス
項目 | レバナス投信 | CFD自作レバナス |
---|---|---|
レバレッジ倍率 | 固定2倍 | 任意(1〜10倍など) |
信託報酬 | 約0.99%/年 | 実質ゼロ(スプレッド/金利) |
配当処理 | 配当込み(再投資) | 配当なし or 価格調整で対応 |
税制 | 分離課税(申告不要可) | 総合課税(雑所得) |
リスク管理 | 基本放置 | ロスカットに注意 |
最小投資額 | 数百円〜 | 数万円以上が現実的 |
もっとレバレッジを高めたら?:3倍の世界
「だったら3倍にしたらもっと儲かるのでは?」という疑問に対して、実際に3倍ポジション(≒300万円分)でシミュレーションした結果がこちら:

約1年9か月で+300%のリターンという驚異的な結果に。
もちろん、リスクも3倍になります。ですが、「相場の方向性に強気で乗れる局面」においては、CFDならではの自由度が威力を発揮します。
CFD自作レバナスのメリット・注意点
メリット
- レバレッジ倍率を自分で調整できる(1.5倍、2.5倍など自由)
- 売買タイミングを自分で選べる
- 投資信託と違い、信託報酬や解約ペナルティがない
注意点
- ロスカットのリスクが常にある(追証リスク含む)
- 値動きが激しいため、ナンピンや長期積立には不向き
- 税制は雑所得(総合課税)扱いになることも
- 精神的に放置しづらい
まとめ:CFDで自由なレバナスを作ろう!
レバナスは完成された投信ですが、「もっと攻めたい」「柔軟に調整したい」人にとって、CFDは極めて有効な手段です。
- 2倍までなら、CFDでも再現性は高い
- 自由に3倍、4倍と調整することで戦略が広がる
- ロスカットやリスク管理を含めて自分で最適化できる
特に、短期集中型の人や自動売買との組み合わせを考える人にとっては、自作レバナス戦略はかなり面白い選択肢となるでしょう。
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