「ドル建てのCFDって、為替で損するんじゃないの?」
実はそれ、CFDを始めたばかりの人がよく抱く“あるある誤解”なんです。
この記事では、S&P500などのドル建てCFDにおける為替リスクの“本当のところ”を、初心者にもわかりやすく解説します。
「ドル建てだから、為替で損するんじゃないの?」と思っていませんか?
たとえば、S&P500(アメリカの株価指数)のCFDを買ったときに、「ドル建てなんだから、円高や円安で損したり得したりするんじゃないの?」と思ったことはありませんか?
実はこの考え方、よくあるけどちょっと違うんです。
CFDは“ドルで買っている”わけじゃない
たとえば、S&P500が「4,500ポイント」と表示されていたとしても、実際にあなたが“ドルで投資している”わけではありません。
CFDは「差金決済取引」といって、値段の上下だけを取引する仕組みです。しかも、国内のCFD業者は日本円での取引です。
つまり、
🟢 「ドルの値段を参考にしているだけ」
🔴 「ドルで株を買っているわけではない」
…ということなんです。
「え、でも為替が動くと損益も変わる気がするんだけど…?」
これは見かけの話です。
たとえば、あなたの取引画面では「含み益:+30ドル」とか表示されることがあります。
このとき、ドル円のレート(たとえば1ドル=150円)が動くと、円換算したときの表示が少し変わります。
でもこれはあくまで「損益を円で見たときにちょっと変わって見える」だけで、ポジションそのものは為替で増減していないんです。

為替リスクが本当にあるのはこんなとき
- 為替ヘッジなしで米国株の投資信託を買った場合
- FXでドルを直接持っている場合
こういったケースでは、為替の動きがそのまま損益に直結します。
でも、CFDはちがいます。
あくまで「ドル建ての価格を、日本円で取引している」だけなんです。
まとめ:ドル表示にだまされないで!
S&P500 CFDは「ドル建てに見えるけど、円で動く投資」です。
- 表示はドルだけど、取引は日本円
- 為替リスクは基本的にナシ
- 含み損益が為替でちょっと動くのはご愛敬
この仕組みを理解していれば、無駄な心配をせずに取引に集中できますよ!

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